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手抜きせず徹底的に“効率よく”描くシリーズ 1
2009-06-28 21:08:16

まあ、こちらは画像コミュ何で、絵に関する個人的なメモとかをブログに記してみようかなと……
おおむね自分がどんなふうに描いているかです。

基本的に私の持っているツールで説明しているので、解らない人にはごめんなさい、そんな感じですが。
ちなみに私の作業環境はこんな感じ。

パソコン:WindousXP Pro,2GB RAM,CPU P4(R)
 そこそこいいパソコンです。
ソフト:SAI,Illust Studio,PhotoShop5.5
 メインはSAIです。サブメインはIllustStudio(イラスタ)。
 フォトショは最近加工専門。
 コミスタもあるけど基本WEBように使う事はないですので割愛。

さて、今回は持ち物についてです。
このあたりはもうやってる人もいれば律儀に書き込み重視でやってる人もいます、が、せっかく見た目が同じなら効率的なのがいいですよね。

●必要面積の多い持ち物は別に分ける
 たとえば、剣を持っている青年がいるとします。自分の身長の半分かそれ以上の大きさのものを持っていたりすると、特に構えていたりなんかするとそりゃあもう、剣に隠れているところをバランスよく描くのが大変です。
 剣に限らず槍とかもそうですが、こういう事を解決するのが「体を隠したり大きかったりする持ち物は分ける」こと。
 頑張ればアナログで描いた絵でも合成して持っているように見せれます。

 手順としては、
 (1)剣を構えるポーズの絵を描く(もちろん、下書きの時点で剣の位置も定めてください)。
  持っている部分なんかに関しては隠れるなら適当に、隠れなければしっかり描きましょう。
  色塗る時の効率を考えて描きます。
 (2)違うレイヤーに剣を描く(加工するので、万が一のために描き終わったら複製しておきましょうね)。
  基本的に剣は色を塗ってレイヤを統合します。複製はこのタイミングでやるのがお勧め。で、線画にかぶさっちゃいけない部分を消します。
  たとえば柄を持って地面に突き立てているなら、柄をつかんでいる手のところだけ表示できるようにしないとなりませんね。大事に抱えている場合も、前にあるはずの腕が見えるようにそこだけ消します。
 ※剣レイヤーは通常表示、すべてのレイヤーの一番上に表示されるのがベストです。
 (3)これは絵によってはやらなくてもいいですが、(2)で複製しておいた剣の画像を、色変換などで全部真っ黒にします。そのあと、レイヤーの透明度を30~60%前後(絵柄や好みによる)に下げ、剣のレイヤーの下にずらして重ねます。そうすると、剣の影を作れるので、余っている部分を消します。
 これらは自由変形で角度を変えたり大きさを変えて小技的に利用するのをお勧めします。うまくいけばかっこいいイラストになるかも。

●味気ないなと思ったら素材を使う
 持ち物も、ただそれを描いて色をつけて影を描きこんだだけでは、塗りによっても変わりますがシンプルすぎて味気ない事がありませんか?
 そういうときの解決策が、ネット上にいくらでも出回っている「テクスチャ」を有効活用することです。
 ありがたい事にフリーのテクスチャはたくさんあるので、自分が気に入ったものが見つかるまで探してみましょう。
 ※テクスチャの制作者の注意事項は守りましょうね!

 さて、手順の例ですが。
 「花瓶を描いた。その花瓶を好きな色で塗って影も付けましたが、いまいち物足りない。」を想定します。

 (1)花瓶の色を塗ったレイヤーの上に、テクスチャを張り付ける。
   レイヤー形式は乗算やオーバーレイなど、色やテクスチャの種類などを元にケースに合わせて。
 (2)位置を調整して好みのものができたら、花瓶の色が塗られたレイヤーに戻る。
   色の外側を自動選択で選択し、テクスチャのレイヤーに戻って、余白部分をカットする。

 このとき重要なのは、球面体にタイルパターンは基本的に使わない。(市松模様や、チェック柄など)
 立体的にできるソフトがなければ加工も大変だし、下に置かれてる色は立体なのに模様が平面という変な事になるからです。
 ちなみに本等の基本は平面のものに関しては、「自由変形」で形を合せることで解決できます。



こんなかんじですが、あくまで講座でなくメモなんで、細かいところには触れておりません。
やり方わかんね―YOって人や「関係ないけどこれってどうやるのさ」って人は、コメントでどうぞ。解る範囲で答えます。